税金・社保滞納「放っておかないで」 2024.09.03

　納めきれない消費税、国保、社会保険料…そのまま放っておかないでください！税金や社会保険料の納付を猶予、分割するため「納税緩和」制度が活用できます。申請・協議により認められれば、実状に応じた払える金額で分割納付ができて、差し押さえの解除や延滞金の軽減などが行われます。
　「『一括納付か、差し押さえか』と迫られた」「突然、差押通知が届いた」―民商の全国組織＝全国商工団体連合会（全商連）には、税金や国保、社会保険料の納付をめぐる相談が、メールや電話で連日、寄せられています。「公租公課倒産」「社保倒産」を引き起こす異常事態を国会で追及され、政府は「実情に応じて丁寧に対応する」と約束しています。
　払いたくても払えない相談”に気が重くなるのも仕方ありません。役所や年金事務所の職員は無茶を言いますが、商売や生活を破壊するような差押えは本末転倒です。超過差押えも横行しています。先日も市による不動産の差押えの相談があり、公売にかけられるところでしたが交渉をして公売は回避できました。病気などで満足に働けず納税が困難な中、一切の贅沢もしていないのに、住み慣れた家が奪われる…確かに納税を怠ってしまっていた点は反省すべき点ですが、商売をしていると滞納は誰にでも起こりうる問題です。差押えは財産権を直接侵害する行為であり、慎重に行われなければなりません。市民の生活を脅かす取り立ては生存権を侵害する行為であり断じて許されるものではありません。
　一人で悩まずあきらめず、まずは相模原民主商工会にご相談ください。
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